集え地ビールファン　来月２４～２６日　８５社参加しフェス【一関】

　第21回全国地ビールフェスティバルｉｎ一関（実行委主催、岩手日日新聞社など後援）は８月24～26日の３日間、一関市大手町の一関文化センター前広場で開催される。20回の節目を超え、新たな歴史を歩み出す今回は85社が参加を予定。実行委ではチケットを販売中で、全国の地ビールファンを盛大に歓迎する。

　同フェスは、地ビールの普及と一関地方のＰＲを図る目的で毎年夏に開かれている。来場者は市内に限らず、毎回県外からのツアー客も多いなど、全国的なイベントとして定着。前回のフェスでは、販売数量は計１万２０９５リットルと前年を６７９リットル、５・４％下回ったが、来場者は３日間トータルで前年比２８９０人、９・６％増の３万２７８４人と、過去最多を更新するとともに、初めて３万人を超えた。新たに実施した経済効果に関する調査では、ビールやつまみ、グッズ、交通費などで経済効果は２億６０００万円超に上ったことが明らかになっている。

　今回は目標を来場者３万３０００人、販売量１万３０００リットルに設定。下部組織のプロジェクト委員会でイベント内容などを検討しており、仙台圏や首都圏のほか、北東北を含め東北新幹線沿線からの誘客に向けてＰＲに力を入れる。初日は前夜祭として午後４～８時に開催し、開会式が行われる２日目は午前11時～午後８時、最終日は午後４時までとなる。

　これまでコップのサイズは大小２種類用意されていたが、今回は経費削減の観点から１種類（２６５ミリリットル）に統一する。前売りチケットは２００円券の12枚つづり２０００円。チケット２枚で地ビール１杯と引き換えられるほか、チケットを利用してつまみの購入も可能となる。一関市役所の本庁、各支所や市観光協会などのほか、インターネットサイトのイープラス、セブンチケットでも取り扱う。ネット販売ではオリジナルグラスが付いたプレミアムチケットも３０００円と３５００円で販売する。

　問い合わせは同協会＝０１９１（２３）００６６＝か市商業観光課＝０１９１（２１）８４１３＝へ。