花巻

基本重点に技磨く 県地方青少年弓道錬成大会 著名講師が指導【花巻】

小林教士8段(左)と佐竹教士8段(同3人目)から基本の動作などの指導を受ける生徒

 明治150年記念県(花巻市)地方青少年弓道錬成大会(日本武道館、県公立武道館協議会など主催)は16日までの3日間、同市城内の市武徳殿で開かれた。県内の高校生が国内トップレベルからの講話、実技指導で技術向上を図った。

 武道の基本技能習熟を狙いに日本武道館などが全国各地で開催している。花巻北や北上翔南、水沢商など9高校の2年生66人が参加。新潟県弓道連盟会長の小林憲二教士8段(64)と全日本弓道連盟中央委員の佐竹明美教士8段(61)が中央講師として指導した。

 最終日はまとめの実技を行い、小林、佐竹両教士8段が一人ひとりに動作の形や弓の引き方、矢の向き、姿勢などをアドバイスした。小林教士8段は「自分に自信が持てないと矢を放つことができない。精神を安定させて望むことが大切だと講話で伝えてきたし、技術面では基本が大事ということをしっかり指導したい」と生徒の動きを細かくチェックしていた。

 武藤菜々香さん(花巻北)は「2人は著名な先生で、普段教えられていることも違った言葉、表現で指導していただき新鮮な感じを受けた。気付かなかったことにも気付くことができ、3日間ですごく勉強になった」と話し、表情を引き締めていた。

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