北上・西和賀

躍動の演舞観客魅了 北上翔南高鬼剣舞部 感謝込め発表会

発表会で躍動感あふれる演舞を見せる北上翔南高鬼剣舞部員

 県立北上翔南高校鬼剣舞部の発表会は16日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれた。部員たちは若さあふれる演舞を見せ、観客を魅了した。

 踊り手とはやし手合わせて部員全85人が出演。大ホールの3階席まで、1000人以上の観客で埋まった。

 2年生女子の「一番庭」でオープニングを飾り2、3年生が「扇合せ」「三番庭の狂い」をそれぞれ披露。1年生も「刀剣舞の狂い」を演じ、入部後3カ月間の練習の成果を見せた。

 ゲストの盛岡二高が箏曲、岩谷堂高が鹿踊(ししおどり)を披露。北上翔南高新体操部も友情出演し、華麗な演技で花を添えた。

 最後に、鬼剣舞部員が一番庭から膳舞、カニむくり、扇合せ、八人加護と連続した組踊りを演舞。舞台いっぱいに躍動感ある力強い踊りで締め、観客から割れんばかりの拍手が送られた。沿岸部から来場した男性(57)は「感動した。パワーがすごく素晴らしい。これを活力にしたい」と満足感でいっぱいのようだった。

 八重樫茉緒部長(3年)は「1年生は初舞台で緊張していたが精いっぱいやっていた。支えてくださる方々への感謝の気持ちを込めて、一人ひとりが楽しんで演舞させてもらった」と充実した表情。10月13日に同ホールで開催される県高校総合文化祭郷土芸能部門に向け「2、3年生も貴重な機会になった。改善点を話し合い、全国大会出場を目標に郷土芸能の素晴らしさを伝えていきたい」と決意を語った。

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