花巻

日本一へ高まる士気 花巻東ナインが練習再開

甲子園に向けて練習を再開した花巻東ナイン=同校グラウンド

 第100回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)で3年ぶり9度目の優勝を果たした花巻東は24日、花巻市松園町の同校グラウンドで練習を再開した。ナインは悲願の日本一に向けて士気を高めながら、各メニューに汗を流した。

 決勝翌日の23日はグラウンド整備や部室の掃除などに充てて、同日から主力メンバーらが練習をスタート。午前中に行われたフリー打撃では、打線でチームを牽引(けんいん)した田中大樹選手(3年)らが快音を響かせ、フォームやミートポイントなどを確認していた。

 グラウンド外には、岩手大会で花巻東に敗れたチームの選手が練習の様子を見詰める姿も。小松平樹選手(3年)は「岩手では自分たちが一番最後まで野球をやることができる。甲子園に行けなかったチームのためにも、岩手代表として花巻東らしい野球をする」と決意を語った。

 菅原颯太主将(3年)は「(決勝では)点を取り切れない部分やバッテリーミスもあり、夏を勝ち抜くにはそこを修正しないといけない」とし、「まだ野球ができることに感謝しながら、一日一日を大切にして練習に励みたい」と気持ちを新たにした。

 本大会は8月5日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕。今大会は第100回記念大会のため、最多56代表が出場する。組み合わせ抽選会は来月2日に行われ、花巻東は今月29日に出発する。

momottoメモ

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