花巻

賢治作品 幻想的に 花巻 童話村の森ライトアップ

宮沢賢治童話村の森ライトアップ。ツメクサ(手前)やドングリを模した光のオブジェを配置し、賢治作品の幻想的な景色が楽しめる

 花巻市高松の宮沢賢治童話村で27日夜、「童話村の森ライトアップ2018」が始まった。賢治童話の世界をイメージしたオブジェが放つ多彩な光が自然豊かな童話村を幻想的に包み込み、県内外から訪れた賢治ファンらを楽しませている。

 ライトアップは、賢治フェスティバル実行委員会(会長・上田東一市長)が主催。賢治生誕120周年を記念した2016年から始まり、今年で3回目を迎えた。

 「銀河鉄道の夜」と「どんぐりと山猫」に、今年は「ポラーノの広場」が加わり、賢治作品の世界をイメージした空間を表現。オブジェの数を54体から70体に増やした。

 中央の芝生広場には内側が黄金に光るドングリのオブジェ(高さ3メートル)1体があり、今年は内側が青や紫色などに光るツメクサのオブジェ(同約2・5メートル)3体を周りに配置した。

 童話村内の池や小川などにはダイヤやサザンクロスをかたどった光のオブジェ、ほのかに光る小さなライトがあり、光フィルターとステンドグラスが映し出す光が童話村の自然と融合し、幻想的な光の世界を演出している。

 北上市から母親と訪れた佐藤和斗君(二子小学校3年)は「ドングリや花のつぼみなどがきらきら光って、とてもきれい。いろいろな色に変わるので面白い」と多彩な色を放つオブジェを見詰めていた。

 ライトアップは金・土・日曜を中心とした10月7日までと盆期間(8月13~16日)の計34日間、いずれも日没(午後6時ごろ)から午後9時まで実施する予定。ただし、8月18、19日と9月8日は童話村での別イベントのため実施しない。

momottoメモ

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