奥州・金ケ崎

260メートルの急流 技と力で カヌージャパン杯 スラローム4種目【奥州】

急流コースで技と力を競い合ったスラローム男子カヤックシングル

 2018カヌージャパンカップ(日本カヌー連盟、奥州市実行委主催)は最終日の29日、同市胆沢若柳の奥州いさわカヌー競技場でスラローム競技が行われた。コースに設けられたゲートを決められた順番で通過する競技で、男女4種目で技と力を競い合うレースが繰り広げられた。

 スラロームは、男女のカヤックシングルとカナディアンシングルの4種目。掛け持ちの選手を含み、男子はカヤックシングルに35人、カナディアンシングルに8人、女子はカヤックシングルに9人、カナディアンシングルには3人が出場した。

 21のゲートが設けられた260メートルのコースを、あらかじめ決められている順番や方法で通過する競技で、ゲート接触やゲート不通過の場合はペナルティーとしてポイントが加えられる。1、2次予選の後、決勝が行われ、より早いタイムとペナルティーポイントの少なさで順位を争った。

 15人が決勝に進んだ男子カヤックシングルでは、同市の地域おこし協力隊員の藤野浩太選手(29)=県カヌー協会=も出場。急流コースに巧みなパドルさばきを見せたものの、惜しくも5位となり3位入賞はかなわなかった。藤野選手は「細かなミスはあったが、予選の2本目と決勝はうまくまとめられて、良かった」とレースを振り返るとともに、「多くの人たちに観戦してもらい、カヌーが浸透してきているのが分かった。より多くの人にカヌーを知ってもらうため、各種大会に出場して結果を残し、さらにアピールしたい」と期待を込めた。

 各種目上位3位までの結果は次の通り。(敬称略)

 ◇カヤックシングル▽男子=①佐々木優(秋田県体育協会)76・47点②佐々木翼(鶴の湯温泉)③浅見明太(青梅市カヌー協会)▽女子=①遠藤絵里子(みのぶ観光センター)93・09点②荒城祐佳(富山県カヌー協会)③岡崎遥海(至誠館大)

 ◇カナディアンシングル▽男子=①加藤哲平(恵峰学園)83・92点②佐々木優(秋田県体育協会)③鹿野陽太(白神カヌークラブ)▽女子=①寺垣光(富山県カヌー協会・富山市体育協会)175・01点②宇都宮栞(駿河台大カヌー部)③山川理佳子(南多摩カヌークラブ)

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