ベルト上で技 32人が競う スラックラインギボンカップ【花巻】
幅約5センチのナイロンベルトの上で技などを決めるスポーツ「スラックライン」の大会が29日、花巻市高木の銀河モール花巻で開かれ、全国各地の選手がパフォーマンスを競い合った。
ドイツのスラックラインメーカーギボンが初開催した「ギボンカップ2018岩手」。ジュニア(小中学生)、一般(高校生以上)の男女、マスター(35歳以上)の各部門に、北は北海道から南は九州まで幅広い年代の計32人が出場した。
競技は2人ずつの勝ち上がり方式で、1試合につき2分間の制限時間内に演技を披露し合い、技の難易度や芸術性、会場をどれだけ沸かせられたかなどを競った。
トランポリンのように体を弾ませて宙返りをしたり、片足で立ってバランスを取ったりと次々に技が繰り出され、詰め掛けた観客が華麗でアクロバチックな動きに見入った。会場には体験コーナーも用意され、子供たちの人気を集めていた。
本県を中心としたスラックラインのチーム手長猿倶楽部(藤井智代表)は週1回、同市の南城中学校で活動しており、藤井代表は「非日常的なバランス感覚を求められるのがスラックラインの魅力。経験、年齢を問わず参加できるので、興味のある人は体験してもらいたい」と呼び掛けていた。