花巻

サンショウ×イサダ 調味みそ開発 たかすどう産土農産加工【花巻】

新商品「さんしょう味噌」を生産するスタッフ
復興支援や東和の食材活用

 花巻市東和町鷹巣堂の「たかすどう産土(うぶすな)農産加工」(菅野徳主代表)開発、生産の新商品「さんしょう味噌(みそ)」は19日、市内産直施設などで販売が始まった。東日本大震災の復興支援と地元・東和の食材利用拡大を目指し、約3年をかけて発売にこぎ着けた逸品。25日に盛岡市で開催される「岩手ぅんめぇ~もんグランプリ2018」(県など主催)への出品も決まっており、スタッフがPRに努めている。

 同町のホテルフォルクローロ花巻東和が海産物利用による復興支援商品生産を打診し、大船渡市の漁協が原料の一部となるイサダ(オキアミの一種)提供を仲介。同農産加工が、東和の食材を使ったシリーズ商品「四季のなめ味噌」ラインナップに加える形で開発を進めた。

食欲湧く香ばしさ

 「さんしょう味噌」は、地元・東和で収穫されたサンショウと大船渡産のイサダをふんだんに盛り込んだ調味みそ。独特の香ばしさがあり、焼き魚やチャーハンといった料理と好相性という。

 同町の「産直あおぞら」「道の駅とうわ」などで販売され、1袋(120グラム入り)280円。菅野代表は「(同農産加工の)スタッフが試食会を繰り返し、イサダとサンショウでの商品化に行き着いた。食欲が出る味わいなので夏バテ解消にどうぞ」と利用を呼び掛けている。

 問い合わせは、たかすどう産土農産加工=0198(44)2571=まで。

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