花巻

花巻ばやし最終練習 まつりの成功期す

花巻ばやしを練習する市民ら

 9月7~9日に開催される花巻市の花巻まつりを前に、花巻ばやしを奏でるはやし方の稽古が行われている。花巻ばやし親子横笛教室は26日、花巻小学校で最後の練習を行い、参加者が本番での成功を期して澄んだ音色を響かせた。

 市無形民俗文化財に指定される花巻ばやしは「京都祇園囃子(ばやし)」の流れをくみ、優雅で格調高い旋律が特徴。花巻ばやし保存会(佐藤良介会長)が主催する同教室は20年近く前から祭りに合わせて開かれており、今年も7月8日から6回の日程で同保存会が指導に当たった。

 三味線なども加え、市民ら約30人が参加した最終回は、山車が小休止した時に奏でる「裏ばやし(停車ばやし)」も含めて練習を繰り返した。本番の花巻ばやし踊りパレードを想定して10分間連続の演奏にも取り組み、同会の高橋邦広副会長(71)は「休むときでも笑顔を意識してほしい」などとアドバイスした。

 初参加の濱谷優佳さん(若葉小学校5年)は「きれいな音を出せた時が楽しいので、当日もできるように頑張る。緊張するけど、おじいちゃん、おばあちゃんに見てほしい」と意気込みを語った。高橋副会長は「年々、子供たちが良い音を出せるようになってきている。今年は生音だけで演奏することも考えており、祭りを盛り上げたい」と話していた。

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