防災設備の状況確認 宿泊施設5カ所査察【花巻】
県南広域振興局花巻土木センターは31日、建築物防災週間(8月30日~9月5日)に合わせ、花巻市内の宿泊施設で防災査察を行った。関係機関・団体と協力して5カ所を立ち入り調査し、防災設備の状況などをチェックした。
年2回の同週間に合わせて同センターが関係機関・団体と実施。今回は2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で観戦者の利用が想定されるホテル、旅館を査察対象にした。
このうち、同市鉛の新鉛温泉「結びの宿愛隣館」では、同センターと市、市消防本部、県建築士会花巻支部の担当者5人が、桑波田邦彦専務取締役の案内を受けながら館内を巡って避難経路の確認や非常用照明の点灯、消火設備、排煙設備、防火扉の作動などを細かく点検した。調査では設備が良好に保たれ機能していることを確認。同センターの昆野哲技術主幹兼建築指導課長は「しっかり点検されている。細かな部分を指摘したが、今後もチェックしながらより良い環境の維持管理をお願いしたい」と話し、利用客の安全確保にさらなる取り組みを促した。