奥州・金ケ崎

「文化や教育で交流を」 地域おこし協力隊 隊員に陳さん(台湾)委嘱【奥州】

陳平芸さん

 奥州市は、台湾新北市出身の陳平芸さん(26)を台湾への魅力発信と交流促進に当たる奥州市地域おこし協力隊(観光化推進員)の隊員に委嘱した。台湾向け交流促進コーディネーターとなる陳さんは「文化や教育の交流に力を入れていきたい」と意気込んでいる。

 市では2018年度、観光化推進員に既に2人を委嘱。このうち同コーディネーターは、地域資源を台湾を中心とした海外に広く発信するとともに台湾との交流促進を図る目的で設けている。年々台湾から訪れる人が増えて一層の業務拡大が見込まれることから、陳さんを加えて同コーディネーターは2人体制となる。

 3日には、小沢昌記市長が一層の交流促進につながるとの期待を込めて委嘱状を交付した。

 陳さんは台湾東海大創意設計芸術学部ランドスケープアーキテクチャ学科卒業後、14年9月に来日し京都府や岐阜県の建築事務所などでアルバイトしながら、日本語学校や県立森林文化アカデミーで学んだ。日本語は堪能で日本語能力試験で最高のN1を取得。岐阜の建築事務所ではメールの翻訳や通訳をしていたという。

 陳さんが隊員となったきっかけは「台湾にない雪の風景に引かれ、やりたい仕事だった。観光や仕事でいろいろな所に行ったが、奥州市では温かい人情を感じた」という。「台湾と日本の交流に興味があるが、特に文化と教育に力を入れたい。出身大学の学生が日本の里山に興味を持つような連携を考えていきたい」と抱負を語っている。

 環境デザインを学び絵を描くのが趣味という陳さん。奥州市について「武家住宅などが残る古い街並みが良い」と好印象を持った様子で、「できれば縁側のある家に住みたいと思う。縁側でお茶を飲んだり、庭を見て過ごしたりのんびりしてみたい」と縁側付きの古民家に憧れている。

 陳さんの初年度の任期は来年3月末。3年を限度に延長される。

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