北上・西和賀

郷土芸能で感謝示す 越喜来中3年生 パルでキャンペーン【北上】

パルで郷土芸能を繰り広げて古里をPRした越喜来中生

 大船渡市立越喜来中学校(岩崎弘校長、生徒44人)の3年生は4日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで越喜来をPRするキャンペーンを実施した。物産販売や観光案内を通じて古里の魅力を発信したほか、郷土芸能を披露して東日本大震災復興支援への感謝を伝えた。

 郷土の復興を担う人材育成、社会貢献の一環。同校は2020年に大船渡一への統合が予定されており、閉校を前に地域や内陸の支援者に感謝を表す機会として生徒が中心となってイベントを企画した。

 キャンペーンには生徒16人が参加し、自ら袋詰めした三陸産のワカメをはじめ、加工冷蔵・冷凍品、農産加工品などを販売。手作りのパンフレットやPOPなども用意し、「三陸のおいしい海の幸はいかがでしょうか」と元気な声で呼び掛けて地元をアピールした。

 アトラクションでは、同校に伝わる郷土芸能「大漁唄い込み」「どや節」を披露。生徒は「皆さんの健康と活躍に願いを込めます」とあいさつし、男子生徒の力強い掛け声に合わせて女子生徒が息の合った舞を繰り広げた。餅まきも併せて行い、集まった人たちを喜ばせた。

 生徒会長の及川正嗣君は「準備に追われることもあったが、地元の人たちの協力で企画を実現させることができ、大漁唄い込みを楽しみに見に来てくれた人もいてうれしかった。感謝を届ける機会を与えてくれた周りの人たちにもありがとうと伝えたい」と思いを語った。

momottoメモ

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