花巻

良質ワイン 期待込め 大迫 仕込みスタート【花巻】

ワインの仕込みがスタート。ブドウをベルトコンベヤーに投入する作業員

 花巻市大迫町大迫のエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)で6日、2018年度のワインの仕込みが始まった。今年はブドウの品質も良く、生食用品種と醸造専用品種合わせて約350トンを仕込む計画。従業員は芳醇(ほうじゅん)なワインを届けようと、作業に精を出している。

 同日は赤ワインの仕込みが行われ、大迫町と紫波町内で収穫されたキャンベル8トンが次々とベルトコンベヤーに投入された。破砕機で軸を切り離し、皮や実がタンクへと移され、工場内には甘い香りが充満した。

 同社の藤原欣也製造部長によると、今年は春先から好天に恵まれて日照時間が多く、降水量は少なめで推移。病害虫の発生も少なく、生育や着色、糖度の上昇が順調に進み、高品質なブドウの収穫が期待されるという。

 同日仕込んだワインは10月中旬に「いわてヌーボー2018」として販売される予定。今後はそれぞれの品種の入荷に合わせて10月末まで仕込み作業が行われ、製造数量はボトル(720ミリリットル入り)で35万本を見込んでいる。

 藤舘社長は「天候に恵まれ、良質なワインができると期待している。農家の良いブドウを使い、皆さまに愛されるおいしいワインを心を込めて造っていきたい」と話していた。

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