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大谷 3戦連続弾 日本新人選手最多の19号

ホワイトソックス戦の三回に3ランを放ち、ベンチで祝福されるエンゼルスの大谷=7日、シカゴ(ロイター時事)

 【シカゴ時事】米大リーグは7日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はホワイトソックス戦に5番指名打者で出場し、三回に3戦連続本塁打となる19号3ランを放って4打数1安打3打点、1四球、2三振だった。19本塁打は日本の新人選手では、2006年にマリナーズの城島健司が記録した18本を抜き最多。エンゼルスは5-2で勝った。

 ヤンキースの田中はマリナーズ戦に先発し、8回3安打無失点、10奪三振、無四球で11勝目(5敗)を挙げた。ヤンキースは4-0で快勝。

 ドジャースの前田はロッキーズ戦で2点リードの九回途中から救援し、3分の2回を無失点に抑えて2セーブ目。ダイヤモンドバックスの平野は、ブレーブス戦の七回に登板して1回無失点。

北海道に思い届けた本塁打

 エンゼルスの大谷が三回に19号勝ち越し3ランを放ち、2006年に城島(マリナーズ)がマークした18本塁打の日本選手新人記録を塗り替えた。チームの勝利につながった一発を「いいところで打ててよかった」と振り返った。

 右肘の靱帯(じんたい)に新たな損傷が見つかり、今季残り試合で投手としての出場は絶望となった。そんな状況でも元気に打席に立ち続け、結果を残すのが非凡なところ。4日から休日を挟んだ3試合で4本塁打。高い放物線を描いてフェンスを越える打球は、量産態勢を思わせる。

 試合前には、右肘の故障について取材に対応した。北海道地震についても問われ、「こういう(けがの)ニュースを届けるのは申し訳ない。何とか良いニュースを届けられるように頑張りたい」。日本ハムで過ごした北海道の地に思いを届けた本塁打でもあった。

残り試合は打者で出場 11日に手術の判断

 【シカゴ時事】右肘の内側側副靱帯に新たな損傷が見つかり、医師に手術を勧められているエンゼルスの大谷が7日、遠征先のシカゴで取材に応じ、シーズン中は手術を受けずに、打者に専念する考えを明らかにした。「いくつかある選択肢の中で、今すぐに(手術を受ける)というのはない。このままシーズンをしっかり、最後まで自分らしくプレーしたい」と語った。肘の靱帯再建手術は、投手として復帰するまでに1年以上を要する。

 大谷は本拠地アナハイムに戻って試合をする10日(日本時間11日)にエプラー・ゼネラルマネジャーと会談する予定。「決めるのは僕。その判断を月曜日(10日)にする」と述べ、手術についての決断を下す考えを明かした。投打の「二刀流」は今後も続ける意向を持っており、「球団もそう思っていると思う。今のところはその方向で進むつもり」と述べた。

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