サル現る 花泉町内、目撃者が撮影【一関】
一関市花泉町内の観光施設敷地内で8日、野生とみられるサル1匹が出没した。成獣のニホンザルとみられ、発見した来場者がカメラに収めた。人的被害はなかったが、施設関係者は「敷地内にサルが現れるなんて初めて」と驚いている。
施設関係者によると、8日午後4時ごろ、来場者が施設前の駐車場でサルを目撃。サルは付近の電柱に上って木の実を食べた後、山林に消えていったという。
市農地林務課によると、7日にも同町老松地内の橋でサル1匹の目撃情報が寄せられている。同課ではサルに遭遇した際に▽近寄らない▽目を合わせない▽大声を出さない▽餌を与えない-の対応で被害防止を啓発。また「全国では2階の窓から自宅内に侵入してきたケースもあるので、自宅の近くで目撃したら、窓や玄関の鍵を閉めるなど注意してほしい」と呼び掛けている。