県内外

安平町支援へ職員派遣 地震被災地でニーズ調査【岩手】

 北海道胆振東部地震に伴い県は10日、北海道安平町に対し、避難所運営に関するニーズ調査、運営アドバイスなどを行うため、先遣隊として県職員2人を派遣した。

 県によると、大規模災害時等の北海道・東北8道県相互応援に関する協定に基づき、9日に青森県に広域応援調整本部が設置された。甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわの3町の支援を6県が分担して行うことを決め、本県は安平町の支援を担う。

 これを受け県は10日、青森県の同本部へ連絡調整員として総合防災室職員1人を派遣。安平町へは先遣隊として保健福祉環境部職員2人を派遣したほか、支援物資としてアレルギー対応食やおかゆなどの食料、除菌シートや歯磨きセットなど日用品を八戸港からフェリーで搬送することを決めた。

 一方で発災当初から緊急消防援助隊として派遣していた防災航空隊1隊7人、陸上部隊の県内5消防本部計18隊65人が任務解除に伴い、同日までに帰県した。

 同地震に伴う県応援本部は10日夕、庁内連絡調整会議を開き、被災状況や県の対応、今後の対応について情報を共有。安平町では同日朝の段階で約270人が避難生活を送っており、現地のニーズを踏まえ要請に対応できるよう準備を進めることを確認した。

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