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女性警察官、初の県外出動 県警・特別生活安全部隊 北海道被災地へ派遣【岩手】

北海道に派遣された女性中心の特別生活安全部隊。避難所で被災者の支援活動などに当たる

 北海道胆振東部地震を受け、県警は11日、女性警察官中心の特別生活安全部隊8人を現地に派遣した。20日までの10日間、避難所生活を送る被災者の悩みや要望を聞くほか、防犯指導に当たる予定だ。

 同部隊は、北海道公安委員会の要請を受けて派遣。女性警察官の県外への出動は今回が初めてとなる。女性5人、男性3人で構成。北海道警の指示を受けて安平町、厚真町、むかわ町のいずれかの避難所を巡り、被災者に寄り添った支援活動に努める。

 11日午前9時すぎに盛岡市の県警本部で出動式が行われた。島村英本部長は「北海道では多くの人が困難な生活を強いられている。東日本大震災時の多大な援助への恩返しの思いで誠心誠意任務に当たってほしい」と訓示。隊員はパトカー3台に分乗して出発した。

 同部隊は、同日午後1時に八戸港発のフェリーに乗り、同8時に北海道入り。田村美紀巡査部長(36)=本部総務課公安委員会補佐室=は「不安や悩みを抱えている被災者に優しく寄り添いながら、女性としてできることをやっていきたい」と話した。

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