北上・西和賀

マタギの知恵 新商品に 一城・クマの脂でボディーソープ【西和賀】

一城が販売しているクマの脂を使ったボディーソープ

 西和賀町湯本の温泉旅館「一城」(佐川圭館主)は、同町産のクマの脂を使ったボディーソープを販売している。クマの脂は古くから猟師の間ではやけどの薬などにも使われ、優れた保湿力が売りという。佐川館主(45)は「新しい土産物として町内、県内で販売したい」と、自然豊かな同町ならではの新商品をアピールしている。

 鳥獣害などクマのマイナスイメージを払拭(ふっしょく)し、土産物のバリエーションを拡充しようとメーカーに提案して完成。今月から販売を始めた。

 同町の猟師を通じて入手したツキノワグマの脂を加熱、ろ過し、クリーム状の成分を抽出。メーカーのフタバ化学(本社名古屋市)に引き渡して製造している。

 クマの脂は未加工だと特有の強い臭いがあるといわれるが、製品では高い保湿力はそのままに、森をイメージしたグリーンハーブ風の爽やかな香りに仕上げた。ほかに蜂蜜やアロエなども配合。原料は放射性物質検査をクリアしている。

 町林業振興課によると、町内では春猟で3~5月に5頭のツキノワグマが捕獲されている。佐川館主は「発売以来問い合わせが多く、地元の人にも買っていただいている。従業員のほか自分でも使っているが、使用後も肌がつっぱらない。乾燥するこれからの季節は役に立つはず」と強調。「反応を見ながらほかの商品展開も検討したい」と意欲を見せる。

 300ミリリットル入りで、税込み1640円。同旅館のほかに、町内では道の駅錦秋湖、湯夢プラザ、丑の湯で取り扱っている。

 問い合わせは一城=0197(82)3791=へ。

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