一関・平泉

昭和の大修理 今に 中尊寺・金色堂 節目50年で記録展【平泉】

「国宝金色堂大修理の記録展」に展示されている金色堂の復元模型。後方部分は屋根を設けず、内部の構造が分かるようになっている

 昭和の大修理を終えてから50年の節目を迎えた金色堂の特別企画展「国宝金色堂大修理の記録展」が15日、平泉町の中尊寺宝物館讃衡蔵(さんこうぞう)で始まった。1962年から7年間にわたった修理の検討資料として製作された復元模型など当時の貴重な資料が展示され、半世紀前に行われた大掛かりな修理の様子を紹介している。11月18日まで。

▲金色堂内陣巻柱の原寸大復元品

 金色堂内陣巻柱の原寸大復元品や修理前の様子を写した写真など約30点を展示。巻柱の復元品は、うるし博物館(栃木県日光市)から借り受けた物で、高さ120センチ、直径27・3センチ。内陣中央清衡壇の正面右側にある柱が当時の技法で忠実に再現され、下地から蒔絵(まきえ)、鍍金(ときん)と呼ばれるメッキ処理までの作業工程がうかがえる。

 写真は大修理前の記録用として撮影された11点のほか、写真家の土門拳が1961年に内陣正面と覆堂(現旧覆堂)を撮影した貴重なカラー写真も特別展示している。

 中でも大修理の検討資料として製作された復元模型(同寺所蔵)は縮尺5分の1、高さ約1・5メートルの大きさで、内部の須弥壇(しゅみだん)や巻柱、木瓦ぶきの屋根まで金箔(きんぱく)を使い緻密に再現。同寺管財部の三浦章興執事は「当時の姿を知った上で、現代の技術を結集してよみがえった金色堂を改めて見てほしい」と語る。

 時間は午前8時30分から午後5時まで(11月4日からは午後4時30分まで)。通常の金色堂共通拝観料で観覧できる。

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