奥州・金ケ崎

55チーム躍動 YOSAKOIinみずさわ 北海道からも参加【奥州】

北海道から参加した「炎-HOMURA-」など55チームが躍動的な演舞を繰り広げた「奥州YOSAKOIinみずさわ」

 第17回「奥州YOSAKOIinみずさわ」(実行委主催)は16日、奥州市水沢の中心商店街で開かれ、独創的で躍動感あふれる演舞を繰り広げる踊り子たちの熱気に包まれた。震災に見舞われた北海道から参加したチームも熱演を披露した。

 今回は東北地方を中心に計55チーム、約1500人の踊り子が集結。北海道胆振東部地震の影響が心配されたものの、北海道からは予定通り6チームが駆け付けた。

 メイプル前のステージ会場をはじめ、横町大町会場、駅通り会場1、駅通り会場2の計4会場で、スケジュールに沿って各チームが演舞を繰り広げたほか、2017年から設けられている「まちなか交流館自由広場」では演技の空き時間を利用したチームがそれぞれの踊りを披露した。

 北海道千歳市の「炎-HOMURA-」は通算14回目の参加。当初は25人ほどで参加する予定だったが、メンバーの自衛隊員や町役場職員が被災地の支援活動に当っているため、奥州市からの3人を加えた12人で参加。元気あふれる演舞に観客からは拍手や声援が送られた。古田裕美さん(55)は「出演のキャンセルも考えたが、楽しみにしてくれる人が多いので、少人数でも踊りを届けるため参加した。来ることができなかったメンバーの分まで踊りたい。岩手の人たちに笑顔になってほしい」と話していた。

 実行委は、北海道胆振東部地震の被災地支援として、会場に募金箱を設置したほか、「奥州YOSAKOIinみずさわ」のガイドブックと感動投票シールの売り上げの一部を被災地に送ることにしている。

 同日は同じ会場で秋の水沢商人(あきんど)まつりも開かれた。飲食を中心に特産品などを販売する50店舗が軒を並べ、大勢の来場者でにぎわいを見せた。

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