健康長寿でご指導を 100歳到達者ら知事が祝福 藤沢・光栄荘【一関】
敬老の日の17日、一関市藤沢町の特別養護老人ホーム「光栄荘」(菊池由紀施設長、入所者86人)で開かれた敬老会に達増拓也知事が訪れ、100歳到達者らに祝い状と記念品を贈って長年の労をいたわり、さらなる健康長寿を願った。
敬老会には同ホームとグループホーム「やまばと」の入所者、家族、職員ら200人が出席。達増知事は「高齢者の知識と経験を生かせるよう県としての支援に取り組み、皆さんができるだけ住み慣れた地域で生活できるよう関係者と一丸となって医療介護、日常生活の支援に取り組んでいく」とあいさつ。「先日は北海道で大きな地震があり、岩手もいざという時の支援ができるくらいに復興も進んだ。孫子の代に引き継いでいく岩手をつくっていくため、これからもよろしくご指導をいただき、見守っていてもらいたい」と呼び掛けた。
達増知事は、5月に100歳を迎えた千葉幹子さんに内閣総理大臣と県知事からの祝い状、記念品を贈呈。米寿の人には市と市社会福祉協議会から記念品が贈られ、出席者は余興や祝宴を楽しんだ。
菊池施設長は「激動の時代を切り開き、地域の発展に貢献された高齢者に心から敬意を表し、入所者が自分らしく暮らせるよう支援をしていきたい」と話していた。
momottoメモ
年を重ねること。それは単に老いることではなく、人としての美を積むこと。敬老の日(17日)に合わせ、さまざまな分野で生き生きとした人生を送る熱中世代の今を伝える。(6回続き)
①遊び心練り込み 下総桂子さん(74)=北上市九年橋
一瞬捉える喜び 板垣弘清さん(82)=花巻市石鳥谷町大瀬川
②巣立ち楽しみに 水城稔さん(81)=一関市東山町松川
方言に魅せられ 福西享子さん(80)=一関市末広