奥州・金ケ崎

走力向上へ こつ伝授 合宿中の早大競走部 小中高生と練習【奥州】

早稲田大競走部選手と共に小中高生がレベルアップを目指して練習に励んだランニング教室

 「早稲田大競走部招聘(しょうへい)によるトップアスリート育成事業『ランニング教室』」は17日、奥州市前沢の前沢いきいきスポーツランドで開かれた。市内の小中高生81人が参加し、駅伝をはじめ国内トップクラスの実力を持つ同部の選手とともに、走力の向上を目指してトレーニングの基本を学んだ。

 15~19日の期間、同市で合宿を行っている同部から相楽豊駅伝監督、清水歓太駅伝主将(4年)ら20人が参加。相楽駅伝監督は「走るのは全ての運動の基本。たくさん教えてもらい、トップアースリートに近づけるようにしよう。練習は苦しい時でも楽しんでやることが一番だ」と呼び掛けた。

 前日の雨の影響で体育館を使用して行われ、ランニングやストレッチ、動きづくりのトレーニングなどを実施。同部選手の実演に続いて参加者も取り組み、選手たちは一緒に並走するなど積極的に交流を図りながら「腕を振ってね」「足の切り替えを早く」とアドバイスを送った。

 学校では100メートル、リレーなどに取り組んでいるという水沢小6年の佐々木煌晟君(12)は「陸上を頑張りたいと思っている。スタミナがちょっと少なくて長距離が苦手なので、きちんと練習して学びたい」と語り、熱心に練習に励んでいた。

 同事業は一流選手に直接触れ合うことで、児童生徒の運動能力向上やスポーツ指導者の育成などにつなげようと市体育協会が主催し、市教委、市陸上競技協会が共催。2009年から同部の合宿を同市に招き、毎年行っている。

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