北上・西和賀

「21世紀のメッセージ展」に佐藤さんが出品 本県からただ1人【北上】

「21世紀のメッセージ展」に出品された「ENVIRONMENT―R ’18」
▲佐藤清美さん

 北上市本通りの美術家佐藤清美さん(76)は、東京都で開かれた「21世紀のメッセージ展」に本県からただ1人出展した。同展は今年から東京五輪・パラリンピックに向け日本文化を国内外に発信する「beyond2020プログラム」に認証され、全国から作家を選ぶ方式となったばかり。佐藤さんは「21世紀や五輪がテーマでなおさら燃えた」と、連続出品に向けて創作意欲を高めている。

 佐藤さんは新象作家協会と日本美術家連盟の会員。岩手芸術祭の芸術賞を2回受け、1971年には文化庁県選抜展記念賞なども受賞している。黒沢尻北小など小学校・高校4校の校章や北上地区消防組合のマークなど、地元のデザインも手掛けてきた。

 今回の展示は「21世紀のメッセージ 作家の視点協会」が主催。以前は名古屋市が拠点だったが、「beyond2020」の事業として内閣府に認証され、規模を全国に拡大。推薦された38人が平面・立体などを1点ずつ出品し、8月20~25日に開かれた。

 佐藤さんは環境をテーマにした作品が「21世紀に合う」として推薦され、絵画の「ENVIRONMENT―R ’18」(20号)を制作。地球温暖化など環境問題が表面化した頃から、「何とか気温を冷やせないか」と心象を託し描いてきたシリーズに連なる。これまでは高温を感じさせる暖色でまとめていたが、初めて寒色を基調とし、優しい色合いに仕上げた。

 会場で気鋭の作家に触発され、「岩手では見られないような作品ばかりだった」という佐藤さん。同展は五輪に向け継続する予定といい、「次もあるので、さらに刺激的なことを考えておかなくては」と次作の構想を練っている。

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