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検体輸送漏れで競走除外 禁止薬物問題 盛岡競馬出走予定の2頭 レースは予定通り開催【岩手】

 県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は22日、岩手競馬の出走馬から相次いで禁止薬物が検出された問題で、全頭検査を実施している中、23日の盛岡競馬出走予定の2頭が、同組合の検体輸送漏れにより検査できず、競走除外の措置を取ると発表した。2頭以外の出走予定114頭は全頭陰性で、予定通りレースを開催する。

 競走除外対象となるのは、ピンクソルト号(第6レース、3号馬)、フルネス号(第10レース、2号馬)。

 同組合によると、競走馬理化学研究所(宇都宮市)に検査を依頼する過程で、114頭分の血液検体と2頭の尿検体を採取。同研究所に輸送する際に、同組合の職員が保管していた尿検体を送るのを忘れていたという。

 検査結果の判明が間に合わなかったため、競走除外の措置とした。2頭の検査結果は25日ごろに判明する予定。2頭への補償などの対応は検討中としている。

 全頭検査は岩手競馬に所属する全733頭(水沢競馬489頭、盛岡競馬244頭)を対象に実施。出走予定馬から順次検査を実施し10月7日までに終了する見通し。

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