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一関高専 優勝(デベロッパー部門初級者クラス) 28チームが熱戦 「ETロボコン」東北大会

ETロボコンのプライマリークラスで優勝した一関高専「teamNITIC」のレース

 「ETソフトウェアデザインロボットコンテスト2018(ETロボコン)」東北地区大会は23日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開かれた。本県をはじめ、青森、秋田、宮城各県から計28チームが出場し、自律走行型ロボットのプログラミング技術を競った。デベロッパー部門プライマリークラスで、一関高専の「teamNITIC」が総合優勝を果たし、全国大会の出場権を手にした。

 組込みシステム技術協会が、エンジニアの育成などを目的に毎年開催している。自律走行ソフトウエアを設計し、組み込んだロボットを使って、レースタイムと設計を競う。同部門の初級者を対象にしたプライマリークラスに23チーム、上級者のアドバンストクラスに5チームが出場。

 同部門は、黒線で描かれたコースをセンサーを搭載したロボットがトレースしながら自律走行のタイムを競うほか、難所の課題をクリアするとボーナスタイムを獲得できるルールとなっている。

 このうち、プライマリークラスは、参加チームが超音波などのセンサーや車輪モニターを搭載したロボットを製作。スタート直後に倒れてリタイアしたり、難所のコースを完走したりして、出場者がレース結果に一喜一憂していた。

 一関高専の学生で構成する「teamNITIC」リーダーの佐々木耀介さん(20)=電気情報工学科5年=は「プログラミングが難しくて、ぎりぎりまで調整に時間がかかった。スタートできてほっとしている」と話していた。

 プライマリークラスの上位2チームとアドバンストクラスの優勝チームは、11月14、15の両日に横浜市で開催される全国大会に出場する。

 全国大会出場チームは次の通り。

 ◇プライマリークラス▽総合優勝=teamNITIC(一関高専)▽2位=青大ロボコン研P+青工MKN(青森大ソフトウェア情報学部・青森工高)

 ◇アドバンストクラス▽総合優勝=がんちゃん+One(岩手大理工学部システム創成工学科・個人)

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