勧請1300年 心一つ 室根神社特別大祭 350人つなぐ文字【一関】
一関市室根町の室根まちづくり協議会(三浦幹夫会長)は24日、室根神社勧請1300年を記念した特別大祭を盛り上げようと、人文字で「1300」を形作り、ドローン(小型無人飛行機)による空撮を行った。
室根きらめきパーク多目的グラウンドに住民ら約350人が集合。室根山を背に立ち「勧請1300年特別大祭」とグラウンドに記すように数字を人文字で、漢字をパネルで表した。
午前9時から行われた開会式では、三浦会長が「室根神社特別大祭は大変な地域資源、文化資源だ。みんなで祭りを盛り上げ、次代につなごう。ぜひ祭りに参加、協力して成功に導いてほしい」とあいさつした。
室根山頂にはあいにく雲が懸かったものの、風も弱く、空撮は順調に進行。ドローンが上下移動や旋回するたびに参加者から歓声が上がった。
妻、娘2人と一緒に参加し、最前列で撮影に臨んだ同町の佐藤克哉さん(37)は「子供たちの思い出に残るようにしたかった」と話していた。
インターネット交流サイト(SNS)などを通じて参加を募ったところ、予想の倍を超える人数が集まったといい、担当者もうれしい悲鳴を上げていた。
撮影は同市千厩町のトーバン印刷に委託した。同協議会では、この写真を使ってクリアファイルを作製し、参加者全員に後日郵送する。
3年ぶりとなる特別大祭は10月26日から28日まで開かれる。