交通安全の歌ラジオで 多発事故の歯止めに 大沼千厩署長が作詞作曲【一関】
千厩署(大沼淳司署長)は1日、一関コミュニティFM「FMあすも」(本社一関市、岩渕喜一郎代表取締役社長)に、大沼署長が作詞作曲した「交通安全の歌」のCDを贈り、交通事故防止の呼び掛けに協力を求めた。同署管内では今年交通死亡事故が多発傾向にあり、啓発に力を入れている。
大沼署長と岩野公伸交通課長が同市大手町の同局を訪ね、岩渕社長にCDを手渡した。「交通安全の歌」は大沼署長が川崎駐在所に勤務していた1980年代後半に作り、当時は自らの歌と演奏を多重録音したカセットテープを東磐井地区交通安全協会に贈った。
FMあすもに贈ったCDは、コンピューター音楽技術のボーカロイドを使った女性の歌声で録音。車のクラクションなどの効果音も入れ、楽しくポップなアレンジに一新した。ピアノバージョンとインストゥルメンタルを加え、4曲を収録している。
大沼署長は「この歌を作った当時、交通死亡事故が多発し、何とか歯止めをかけたいという思いだった。30年ぶりに千厩署に戻ってみると、交通安全協会にカセットテープが残っていて、地域のために再び役立ててみてはどうかと話が進んだ」と経緯を伝えた。
早速CDを視聴した岩渕社長は「軽快なサウンドでいいですね。これまで市などと連携して交通安全を推進してきた。このCDも、ぜひ放送に使いたい」と応じた。
大沼署長は赴任後、署員3人と共にバンド「Senmaya Safety Sоunds」を結成し、9月8日に開かれたせんまや夜市を皮切りに東磐井地区交通安全大会、せんまやドライビングスクールフェスティバルに出演して披露した。
子供から大人まで覚えやすいフレーズで事故に遭わないためのポイントが歌われ、生演奏を聴いた住民からも好評を得ている。
交通安全の歌
道路はとっても危ないぞ
車がいっぱい走ってる
交通事故に遭わないように
3つの約束守りましょう
右側を 歩きます
飛び出しは しません
道路では 遊びません
交通安全 1!2!3!
車にひかれてしまったら
みんなと一緒に遊べない
道路を横断するときは
横断歩道を 渡ります
右を見て 左を見て
もう一度 右を見て
車が 来なかったら
さあ 渡りましょう!