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へき地医療貢献者 住民の命支え26年 一関・国保藤沢病院 佐藤院長を表彰【岩手】

へき地医療貢献者表彰の伝達を受ける佐藤氏

 一関市国民健康保険藤沢病院長の佐藤元美氏(63)が全国自治体病院開設者協議会長・全国自治体病院協議会長連名のへき地医療貢献者表彰を受賞した。県庁で3日、達増拓也知事が表彰伝達して長年にわたる地域医療への献身をたたえた。

 佐藤氏は、1992年に旧藤沢町が開設する町国保藤沢診療所長に就任以来26年にわたり、地域の診療活動に尽力。93年に自ら開院準備に当たった国保藤沢町民病院長、2011年に一関市との合併により市国保藤沢病院長。

 この間、病院と老人保健施設や訪問看護ステーション、特別養護老人ホームなど8事業の経営統合により医療と介護サービスを一体的に提供する地域包括医療・ケアを実現。会計を含めて一元管理する市病院事業管理者も務める。

 地域住民との対話を深める地域ナイトスクールを開院直後から毎年継続し、住民との信頼関係を構築。当初は無理やわがままが多かったが、病院への理解が深まるにつれて改善され、寄付も相次いで寄せられるようになった。

 県自治体病院開設者協議会長として表彰状を伝達した達増知事は「藤沢はコミュニティー活動が盛んで独特の自治を発展させた地域。住民との顔の見えるつながりが大事で、他にも広がればいい」と語った。

 佐藤氏は「当初は苦労したが、地域住民の応援によって医療ができ、子や孫の将来の働く場としても考えてもらうようになった。これからも人口減少時代に無理なく続けられる新しい経営形態を住民みんなと模索したい」と話した。

 同表彰は、山村地域などの医療確保に自治体病院医師として尽力する功労者が対象。1981年の制度開始以来、県内での受賞は42人目。2018年度は全国で20人が受賞した。

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