一関・平泉

尊き命 美しく 毛越寺 長友心平さん作品展【平泉】

毛越寺本堂内に展示されている「命」をテーマにした長友さんの作品

 鹿児島県出身の画家で、テレビ番組で絵画講師などを務める長友心平さんの作品展「祈りを描く」(いわてアートプロジェクト実行委主催)が平泉町の毛越寺本堂で開かれ、温かいタッチによる絵画で構成された作品が、来場者に命を全うすることの大切さを呼び掛けている。14日まで。

 同寺の本堂内特別拝観に合わせて企画。東京都在住の長友さんは水彩やアクリル絵の具を使い、動物を題材にした作品を中心に創作活動を続ける傍ら、似顔絵イベントや絵画教室を開催。2018年のNHK大河ドラマや連続テレビ小説で美術協力も手掛けている。

 「命」をテーマとした今回の作品は、同寺の大泉が池をイメージした水面に映り込む命を和紙に描き立体的に表現。誕生を表す上段の白い和紙が下段に移るにつれて死の訪れを表す青に変わり、それぞれの和紙にはメッセージを添えている。

 中でも目を引くのは大小2帖の屏風(びょうぶ)で、全うした命を迎える姿を描いた「阿弥陀来迎図」は高さ2メートル、幅5・4メートルの大作。11年からアートでの東北復興支援活動を続ける長友さんは「水面のように一瞬のきらめきかもしれないが、確かに存在した、どこまでも美しい掛け替えのない命を表した」と語る。

 入場無料だが通常の拝観料が必要。週末には長友さんによる似顔絵イベントも予定している。

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