北上・西和賀

雲海に浮かぶ紅葉 北上 夏油高原まつり開幕

ゴンドラ利用者は、色づき始めた木々と雲海に包まれる雄大な景観を楽しんだ(2018年10月6日撮影)

 北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場で6日、夏油高原紅葉まつり(実行委主催)が開幕した。初日の山頂付近からは、下界が雲海に包まれる神秘的な光景が広がり、ゴンドラに乗った家族連れらは葉が色づき始めた木々とのコントラストを満喫。グルメやステージショーなどさまざまなイベントを楽しんだ。まつりは21日までの土・日曜日と祝日の7日間行われる。

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 初日はグルメコーナーやステージショーなどを繰り広げたほか、ドッグフェスやマイカー点検教室などが行われ、訪れた大勢の家族連れらが秋の高原の空気を味わった。

 会場となるスキーセンター周辺は霧に包まれたが、ゴンドラに乗って上に進むにつれて霧が晴れ、標高約1000メートルの山頂付近では青空が広がった。下界には雲海が広がり、オガラ森や前塚見山が雲間から頭を突き出す光景が見られた。山頂展望台を訪れた人たちは、360度の大パノラマを満喫した。

 仙台市から家族3人で訪れた会社役員小島智さん(61)は「夏油を訪れるのは2度目。下界は曇っていたが、ゴンドラで頂上に上ると空は青く下には雲海が広がっていて素晴らしい景色を見ることができて良かった」と喜び、北上市村崎野の飯豊小学校2年の齋藤純莉さんは「ちびっこ広場で家族と一緒に遊べて楽しかった」と休日を楽しんだ。

 13、14日は県内外の手仕事作家らがアクセサリーなどを出品する「夏油てしごと市」やそばなど地元食材が味わえる「夏油高原うまいもの市」が開かれる。20日はスキー・スノーボード用具提供会、21日は第5回すこっぷ三味線県大会がある。紅葉は山頂付近から始まったばかりで今月中旬から本格化する見込みで、21日は紅葉のハイキングとトレッキングが予定されている。

 まつり期間中はゴンドラ遊覧が楽しめ、JR北上駅とスキー場を結ぶ無料シャトルバスが運行される。問い合わせは同スキー場=0197(65)9000=へ。

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