奥州・金ケ崎

心一つに節目の舞台 町民劇場 熱演に大きな拍手【金ケ崎】

10回の節目を飾るキャストの熱演が観衆を魅了した金ケ崎町民劇場「土地神様のものがたり」

 第10回金ケ崎町民劇場「土地神様のものがたり-夜空を流れる帚星(ほうきぼし)、天の諫(いさ)めか地の守りか…-」は7日、同町西根の町中央生涯教育センターで計2回、開かれた。金ケ崎の民話「館山の宝」を題材に、地元の民を巻き込んだ神々の戦いをユーモアや家族の絆、恋などを盛り込みながら上演。町民キャスト、スタッフ50人の熱意が結実した節目の舞台が観衆を魅了した。

 午前の部には174人、午後の部には109人が来場した。

 帚星(ハレー彗星(すいせい))に住む凶悪な神・天之甕助之尊(あめのかめすけのみこと)の侵略を阻止するため、76年ごとに代替わりしている金ケ崎の土地神様が頭を悩ませていたのは娘3人(朝露、夕立、夜霧)の跡取り問題。怠け者の館山下の金吉を幸せにした者を跡取りにすることになり、3人がそれぞれの手法で奮闘する中、天之甕助之尊が侵略を開始する-とのストーリーで展開された。

 娘たちの魔法で大金持ちになったり、没落したりと翻弄(ほんろう)されつつ、一緒に暮らす中で心を寄せ合った金吉と夜霧など、各キャストは登場人物の心情の変化も踏まえた熱演を披露。随所にちりばめられたユーモアある演出や殺陣シーン、剣を交えて戦った夕立に天之甕助之尊がほれて求婚するといった終盤の予想外の展開など、約2時間の舞台は観衆の目を引き付け、大きな拍手が湧き上がった。

 西小学校5年の荒井千尋さん(10)は「小学生から大人まで毎日練習したことが生かされたいい演技で、町民劇場には初めて来たが感動した」と目を輝かせた。同級生の友達が出演した同校6年の渡辺晴風さん(11)は「大勢の人の前で演技をしていてすごいと思った」と感心していた。

 各演者も晴れの舞台を終えて皆、充実感にあふれた表情。夜霧役の土田凪紗さん(17)=花巻南高校2年=は「ちょっと硬くなり、うまく動けなかったけれど、満足はできた」と笑顔をのぞかせていた。

momottoメモ

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