北上・西和賀

親子がソバの収穫体験【北上】

 県立農業ふれあい公園農業科学博物館が主催する親子体験学習会「そばを作って食べてみよう」は14日、北上市飯豊の同館と同公園で開かれた。4回シリーズの3回目で、参加者が自ら播種(はしゅ)したソバを収穫。同館所蔵の古い農具をフル活用し、昔ながらの方法で粉ひきまでを体験した=写真=。

 毎年恒例の講座。今年度2回目の前回は雨で中止され、種をまいた7月の初回以来の実施となった。同日は北上、花巻両市から3組6人が参加した。

 参加者は秋晴れの下、同公園の棚田に設けられた約1アールの圃場(ほじょう)からソバを手刈りで収穫。事前に刈り取られたソバを使い、はせ掛けでの乾燥や唐箕(とうみ)を使った実の選別、石臼での製粉などの各工程にも触れた。機械化以前の物珍しい作業の数々に、親子とも興味津々の様子で取り組んでいた。

 同日製粉したそば粉は参加者にプレゼント。11月の最終回は、そば打ちから実食までを予定している。袰主菜々子さん(飯豊小学校3年)は「作業は大変だった。そばは好きなので、食べるのが楽しみ」と目を輝かせていた。

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