花巻
温泉入り口分かりやすく 花巻・国道４号十字路交差点 名称変更、標識切り替え
国土交通省岩手河川国道事務所は、主要地方道花巻平泉線と交わる花巻市葛の国道４号十字路交差点の名称を「方八丁（ほうはっちょう）」から「花巻温泉・台温泉入口」に変更し、16日、信号機の交差点名標識を切り替えた。観光客や遠方から訪れたドライバーにも分かりやすい表記にした。
国が進める観光立国の取り組みの一環。観光地を分かりやすく案内できるよう、２０１５年から交差点名称の表示を地点名から観光地名に切り替えており、同事務所管内では17年９月の一戸町の「奥中山高原入口」に次いで２カ所目。同交差点は、東北自動車道花巻インターチェンジ（ＩＣ）を経て西に約５キロ向かうと同市湯本の花巻温泉、その先の台温泉に通じる。
標識はアルミ製の板で縦52センチ、横１２０センチの大きさ。白地に青い文字で交差点の新たな名称が書かれている。同日は、委託業者が四方の信号機で取り換え作業を進めた。
同事務所交通対策課の五日市亘課長は「交差点がある地名の表示では、訪れた観光客など来訪者には目的地にどう向かえばいいか分かりにくい。そばの花巻空港は台湾との海外定期便が就航して海外の観光客増加も期待され、受け入れ整備を今後も図っていきたい」と話した。
観光地名への表示切り替えは、今年度は同交差点だけ。同事務所は19年度以降も地元自治体など関係機関・団体と協議しながら切り替えを進めていく。
