奥州・金ケ崎

ダム周辺を広葉樹林へ 胆江地方育樹祭 地元児童ら除伐作業【奥州】

胆沢愛宕小児童らが広葉樹の除伐作業に取り組んだ胆江地方育樹祭

 県緑化推進委員会胆江地区協議会(会長・小原剛一郎奥州地方森林組合代表理事組合長)による2018年度胆江地方育樹祭は16日、奥州市胆沢若柳地内で行われた。胆沢ダム周辺の広葉樹林の生育につなげるため、地元の胆沢愛宕小学校3、4年生らが除伐作業に取り組んだ。

 3、4年生11人のほか、岩手南部森林管理署、同森組、県南広域振興局などから関係者が参加。つぶ沼園地キャンプ場での開会行事では、小原会長が「身近にある森林は木材生産・供給や、降った雨を山に蓄える役割を果たしているが、1年、2年では育たない。地域の財産を引き継いでもらうためには、手入れをしないといけない」と児童らに呼び掛けた。

 その後、同キャンプ場から約6・5キロ南西側にある民有地に移動し、約1000平方メートルの敷地内で幹の細い物や、曲がって伸びた育ちの悪い広葉樹を除伐。大人の協力を得て、児童がのこぎりで一生懸命に木を切った。

 小坂陽斗君(4年)も表情を引き締め、作業に集中。「思ったよりも切れなくて疲れた。(のこぎりを使うのは)初めてだったが、うまくできた」と語っていた。

 育樹祭は森林の大切さを再認識するとともに郷土の森林を守り育て、共生を推進する目的で胆江地方各所で実施し、今年度で18回目。

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