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県内、使用例は6件 KYB免震装置データ改ざん 盛岡中央消防署など【岩手】

 産業部品メーカー「KYB」の建物用免震・制振装置データ改ざん問題で、県内では盛岡市などの建物6件で改ざんの疑いがある装置が使用されていることが17日、分かった。このうち1件は同市の盛岡中央消防署庁舎で、盛岡地区広域消防組合が同日に明らかにした。

 メーカーの発表によると、県内の建物のうち、データを改ざんした時期に製造した装置を取り付けているのは6件。この問題を受け、同組合が建設業者に確認したところ、使用されていることが判明した。

 同組合によると、庁舎は2016年5月に完成した。鉄筋コンクリート6階建てで、地震による横揺れを抑えるための「免震用オイルダンパー」が4基取り付けられている。これまでに不具合は確認されていない。

 市によると、データ改ざん疑いのあるオイルダンパーは、免震用が3件、制振用が1件。同庁舎以外の建物について、現段階で公表する予定はないが、民間施設も含まれているという。

 県は、現段階では具体的な公表を控えている。

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