旬の味に大満足 新そばまつり 5店舗でスタート【西和賀】
西和賀町産の新そばで特別メニューを提供する「県道1号盛岡・横手線にしわがそば街道新そばまつり」(実行委主催)が20日、町内で始まった。初日から実施店舗がにぎわいを見せ、町内外の来店客がそば処の旬の味に舌鼓を打った。11月4日まで。
特産のソバをアピールしようと行われ、今年で7年目。今年の実施店舗は▽母ちゃんの店わがや▽そば処常居▽農家食堂およね▽十割そばの店「湯夢プラザ」▽春乃家―で、各店が工夫を凝らした限定メニューを提供。通常メニューも新そばに切り替わっている。
このうち今年初参加の飲食店春乃家(同町白木野)は、「天然きのこと大根おろしの天ざるセット」を提供。開店前から行列ができたといい、お昼時は満員に近い状態が続いた。
特別メニューは通常より低い加水率4割でそばの風味が強く、店主自ら山で採取したキノコ類の食感も味わい深いという。今年から町の補助で十割そばを打てる機械も導入しており、髙橋春男店主(60)は「より濃いそばの風味を味わってほしい」と来店を勧めていた。
昨年に続いて「西和賀町周遊券」も発行。実施店舗で食事した人が対象で、産直や温泉施設などで割引などのサービスが受けられる。