北上・西和賀

虹色フェスタ、東京へ 来月17日 地元イベントを“輸出”【北上】

虹色フェスタin東京浅草に向け団結する「虹色の会“絆”」の役員ら

 北上市和賀町の岩崎地区青年会「虹色の会“絆”」(小原和弘会長)は、11月17日に東京都台東区の商業施設まるごとにっぽんで「虹色フェスタin東京浅草」を開く。地域活性化のため地元で開催してきたイベントを“輸出”する稀有(けう)な試み。オリジナルの芸能披露や物産販売などを通し、2020年の五輪を控えた東京、21年に展勝地開園100周年を迎える北上の双方を応援する思いを伝える。

 同会は地区内7行政区にちなみ、虹色の名を冠して11年に結成。手作りながら盛大な地区納涼祭「虹色フェスタ」を開くなど、活発な活動を展開。現在は215人が所属している。

 都内での虹色フェスタ開催は、昨年11月に市出身者の「北上ふるさと会」の都内での集いに参加し、アトラクションを披露したことがきっかけ。東京や関東の本県、北上出身者に古里の若者の姿を見せ、五輪の機運を盛り上げようと企画した。

 開催地の浅草は、下町の温かさや高齢者を大切にする雰囲気が虹色の会の趣旨とマッチするとして選定。当日は岩崎鬼剣舞スポーツ少年団の15人を含む60人が参加する。独自に振り付けした虹色東京五輪音頭や百年桜、オリジナル民謡の岩崎ソウサ節などを披露。子供たちも鬼剣舞で協力する。

 このほか新米やキノコなどを扱う産地直売コーナーの開設や岩崎地区のプロモーションビデオの上映でも地元をアピールする。

 開催まで1カ月を切り、踊りの練習などの準備も本格化。地元での虹色フェスタのやぐらも持ち込むため、大掛かりな活動となる。小原会長(48)は「岩崎にとどまらず、北上、岩手のPRをしてきたい。参加する子供たちにも夢を与え、取り組みのエネルギーを浅草で味わってほしい」と意欲を語った。

 イベントは岩手日日新聞社など後援。時間は午前11時~午後3時。産直は午前10時から始まる。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年4月19日付
北上・西和賀
2024年4月19日付
北上・西和賀
2024年4月19日付
北上・西和賀
2024年4月19日付