花巻

アニメ聖地に童話村 ツーリズム協 2年連続で選定【花巻】

「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選定された宮沢賢治童話村

 アニメツーリズム協会(富野由悠季会長)が、人気アニメのゆかりの地を観光資源として観光客誘致などに活用する目的の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」に、花巻市高松の宮沢賢治童話村が17年に引き続き選ばれた。

 同協会が29日に発表。作品の舞台、モデルとなった場所や漫画家の記念館、イベント施設など88作品98カ所を選んだ。選定は昨年に続き2回目。

 2年連続で選ばれた童話村は、賢治作品の世界を楽しく学習しながら観光発展に寄与する施設で、14年から毎年、賢治作品を含むアニメ映画の上映や、賢治作品に影響を受けた映画監督ら著名人が出演してのトークショーをメインとしたイベント「イーハトーブフェスティバル」を開催していることが理由。県内では同市のみ。

 賢治作品の世界を幻想的に表現した童話村の森ライトアップを7~10月の週末などの夜間に実施。今年は7月27日から10月7日までの金土日、盆期間の計34日間行い、約2万5000人が来場した。期間内の2日間にわたり開催されたイーハトーブフェスティバルには4900人が訪れた。

 30日の定例会見で発表した上田東一市長は「ライトアップは昨年を上回る来場者を数え、アンケートでも多くの方々から好評を得た。2年連続で選ばれたことで童話村に多くの観光客が来場することが期待される」と語った。

 同協会によると、アニメ人気が盛んな国内外から投票を受け付けた結果、投票総数は3万票を超え、うち75%は台湾や中国、香港など海外からの投票。童話村への投票数など個別の票数は明らかにしていない。

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