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的確な初動対応競う 岩手県警通信指令競技会 県下16署が参加

県下16署の署員が的確な通信技術と迅速な初動対応を競った県警通信指令競技会

 県警通信指令競技会は1日、盛岡市内丸の県警本部で開かれた。参加した署員が当直体制での重大事件の発生を想定し、的確な通信技術や迅速な初動対応を競った。

 競技会は、県警が事案発生時の対応能力と通信技術の向上を目的に年1回開催している。当直責任者の警部補以上、実務経験5年以下の現場警察官の2人一組で行い、県下16署から約30人が参加した。

 制限時間15分以内で通報受理から犯人検挙までの対応をロールプレイング方式で競うもので、通報受理、事件性の判断、臨場警察官に対する指揮指令などを審査した。

 不審車両の駆除に関する通報を発端に、現場の状況などから犯人逃走中の強盗事件が発覚するケースを想定。当直責任者は現場警察官と無線でやりとりしながら、必要な対応を即座に判断し、犯人検挙に向けて指揮指令を出していた。

 県警通信指令課の土澤久人次長は「最近の事件は多様化している。当直責任者は報告される情報だけにとらわれず、その裏に重大な事案が隠されているのかどうかを見抜くことが大事。競技をきっかけに、さらなるスキルアップを図ってほしい」と話していた。

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