奥州・金ケ崎

看護の道 目指す決意 水沢学苑専門学校 1年生36人が戴燈式【奥州】

灯火を手にして改めて看護の道を目指すことを誓う1年生

 奥州市水沢字多賀の水沢学苑看護専門学校(石山隆校長、学生102人)で2日、第14回戴燈(たいとう)式が行われた。病院での初めての実習を控えた1年生36人はナイチンゲール灯火を手にし、改めて看護の道を目指す決意を固めた。

 石山校長は式辞で「看護師には知識や技術の限界はない。決して自己研鑚(けんさん)の歩みを止めることなく、看護師としての正しい心、確かな技術、倫理観、国際的な視野を身に付け、一人ひとりが心に抱く理想の看護師を目指してほしい」と期待を込めた。

 父母や上級生らが見守る中、灯火を手にステージに整列した1年生は「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身をささげん」などとナイチンゲール誓詞を唱和した。

 3年生の佐藤桃子さん(29)は「患者の身になって考えることが、一人ひとりに合った看護につながる。支えてくれた家族やクラスの仲間、先生への感謝の気持ちを忘れず、共に看護師を目指して励んでいきましょう」と1年生を励ました。

 1年生代表の根岸暉さん(21)が「あらゆる人々に笑顔と勇気を与えられるよう自らも人間的に成長し、信頼される看護師を目指します」と誓いの言葉を述べた。

 1年生は、12日から5日間にわたり、県立胆沢病院、市総合水沢病院で初の基礎実習に臨む。

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