奥州・金ケ崎

冬道の安全確保誓う 国交省岩手事務所 水沢で除雪機械出動式

安全で円滑な交通確保を誓った除雪機械出動式

 国土交通省岩手河川国道事務所は6日、奥州市水沢の水沢国道維持出張所で除雪機械出動式を行った。県南の国道4号の除雪を担う請負業者が降雪期を控え、安全で円滑な交通確保に誓いを新たにした。

 安全祈願式に続く出動式には、一関、奥州、北上、花巻の各警察署や県トラック協会、業者、同事務所の関係者約40人が出席。除雪作業を請け負う浅間建設の菊池巌さん(43)に対する除雪功労者表彰の後、佐々木浩幸同事務所総括地域防災調整官は「短時間に大雪が降る異常気象には事前の機械配備、要員の確保、集中除雪など迅速な対応が重要。厳しい環境での作業となるが健康と安全に留意してほしい」、佐々木雅夫奥州警察署長は「関係機関が連携を取り合って雪氷対策を充実するようお願いする」とあいさつした。

 オペレーター代表の佐藤吉幸さん(54)=浅間建設=が「多くの国民が利用する国道4号を雪と凍結から守り、安全と安心、利便性を確保するため、安全第一で除雪作業を完遂するよう誓う」と宣言。同事務所からキーを受け取ったオペレーターは除雪機械に乗車しエンジンの始動を確認した。

 水沢国道維持出張所の除雪区間は、一関市真柴-花巻市二枚橋の73・9キロで、グレーダーや凍結抑制剤散布車、ロータリー車など除雪機械11台が配置されている。

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