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岩手競馬 10日から開催取りやめ 禁止薬物、3例目で県組合

3例目の禁止薬物陽性馬発生を受けて記者会見する県競馬組合の内宮副管理者(中央)ら

 岩手競馬の出走馬から3例目の禁止薬物が検出された問題を受けて県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は6日、盛岡市内で記者会見を開き、10日からの開催を取りやめる方針を明らかにした。再発防止策をより強化し、競馬の公平性が確保できるめどが立った段階で再開する考えだが、「単年度収支均衡」が存続条件の岩手競馬にとっては大きな痛手で、長期化すれば存廃問題に発展する可能性もある。

 盛岡競馬場で開かれた記者会見で同組合の内宮明俊副管理者は、3例目の発生経過と概要を説明し「次の開催は予定通りの日程ではできないと判断した。ファンや関係者、県民に多大な心配と迷惑を掛け、心よりおわびする」と陳謝した。

 同組合によると、5日判明した3例目の陽性馬は10月28日の盛岡開催第5レースに出走して1着となった水沢競馬場在厩(きゅう)のヒナクイックワン号(牡3歳、高橋純厩舎)。検出された薬物は先の2例と同じボルデノン(筋肉増強剤)。所属は2例目と同じ厩舎だった。

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