一関・平泉

見上げる彩り足元も 自然観察会 晩秋の釣山公園散策【一関】

釣山公園で行われた秋の自然観察会で、見頃を迎えた紅葉を眺める佐藤さん(左から2人目)と参加者

 岩手日日新聞社が主催する「秋の自然観察会」は8日、一関市字釣山の釣山公園で開かれた。本紙で「里山スケッチ」を連載している佐藤良平さん(31)=久保川イーハトーブ自然再生研究所主任研究員=を講師に、参加者が紅葉で彩られた市街地の公園を散策し、晩秋の自然を満喫した。

 一関、平泉両市町から60~70代を中心に男女13人が参加。2017年の初開催以来、同市萩荘の久保川流域など中山間地で開かれていたが、第4弾となった今回は初めて市街地が会場となった。

 釣山を昨年12月の「里山スケッチ」で取り上げた佐藤さんは「市街地でも角度を変えて見れば、面白い物がたくさんある」と語り、参加者と共に同公園入り口の広場を出発。標高90メートルほどの公園を約2時間かけてゆっくりと歩きながら樹木や草花、動物の痕跡を紹介し、里山スケッチにまつわるエピソードも披露した。

 一行は野鳥のさえずりが響く中、歩道や階段を埋めるように積もった落ち葉を踏みしめた。時折足を止め、秋の七草とされるハギをはじめ、プロペラのような形をしたモミジの種、季節外れの花を咲かせたヤマツツジ、ネズミが穴を開けたとみられるクルミ、木の股に根付いた芽などに見入った。

 紅葉について佐藤さんは紅、黄、褐色の3種類があるとし、「今の時期は樹木を観察しやすい。普段高い所にある葉が落ちてくるので、『私はこういう者です』と名刺が落ちてくるよう」などと分かりやすく説明した。

 参加2度目の菅原節子さん(73)=同市磐井町=は「イロハモミジの美しさが心に残った。下を見て歩いたら、落ち葉に埋もれていた空蝉を見つけた。何ともいとおしい」と、お土産に両手で包んでいた。

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