一関・平泉

アロニア+リンゴ 岩手産ブレンド  リカーショップコンノ “ノンアル”ワイン新発売【一関】

リカーショップコンノから発売された「IWATE FRUITS WINE」。「子供と一緒に乾杯できるワインとして楽しんでほしい」とアピールする

 ブルーベリーの3倍のアントシアニンを含有するとして関心が高まっている「アロニア」を使ったノンアルコールのフルーツワインが、一関市旭町の酒販店「リカーショップコンノ」から発売された。特有の渋みを緩和するためリンゴ果汁とブレンド。ともに本県産の素材を使い、加工まで“オール岩手”で仕上げた。店主の今野公英さんは「岩手で栽培されている魅力的な素材や生産する人を知るきっかけになればうれしい」と話す。

 アロニアは北米原産のバラ科の小果樹。ポリフェノール成分が豊富で、特にアントシアニンを多く含み、眼精疲労回復や抗酸化作用など高い健康効果に注目が集まっている。

 寒さに強く、県内では盛岡市砂子沢地区で2004年から栽培されているが、生の果実は渋みが強く加工しないと食べられないため、販路拡大に苦慮しているという。

 今野さんはイタリアのフルーツワインに使われていたアロニアが気になり、インターネットで調べていて、砂子沢のアロニア生産者藤原英夫さん、エキさん夫妻が出演する動画と出合った。県内でも生産されていたことに驚くとともに、約7分間の映像の終盤でエキさんが語った「外の人が良さを見つけて広めてくれないと活性化されない」という言葉に胸を打たれ、フルーツワイン製造を構想。藤原さん夫妻と連絡を取り交渉を重ね、17年に契約を取り付けた。

 製造する上では欠点である渋みを甘みと香りで“マスキング”しようと、最初にブドウとのブレンドを試したが納得がいかず、果実酒のシードルにヒントを得てリンゴで試作。王林の香りが合い、試飲を何度も繰り返してブレンド比率を決めた。リンゴはオリジナルのジュースで既に取引のあった一関市花泉町のいわい果樹農園の物を使用。加工は遠野市の宮守川上流生産組合に依頼した。

 現在店頭に並ぶ商品は昨年収穫したアロニアから搾汁した物で、720ミリリットル瓶入り、1200円(税別)。まずはアロニアを知る入り口になればという味わいは「リンゴの味が立った超ライト」。今年産を使った商品も準備中で、アロニアとリンゴの配合割合を変えた▽ライト▽ミディアム▽フルボディ-の3種展開で今月下旬の発売を見込む。

 「アロニアはクマでも食べなかったとも言うが、体にいいと注目されだした。さらに広まることで生産者の励みになれば」と今野さん。「岩手だからできた岩手らしい商品。ブレンドによる化学反応で、活性化を引き起こしたい」と話している。

 問い合わせは同店=0191(23)3633=へ。

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