県内外

信頼関係築くには 岩大で日越交流プロジェクト 学生意見交わす

写真を基に訪れてほしい場所、行ってみたい場所を紹介し交流を深める両国の学生

 「日越giaoluu(交流)プロジェクト」に参加するベトナムの大学生が14日、盛岡市の岩手大で同大の学生と交流を深めた。学生らはワークショップを通じて日越関係の友好、発展のために何ができるかを考えた。

 衆院議員の小沢一郎氏が会長を務めるプロジェクトで、今回が4回目。ベトナム在住の学生を招聘(しょうへい)し、日本での経験を通じて日本社会を正しく理解し、両国の相互理解と信頼関係構築を図ることを目的に2015年度から実施している。

 今回来日したのは、ベトナムの五つの大学で日本語を専攻する学生10人と教員2人。10日から7泊8日の日程で来日し、東京、京都、岩手の各都府県で日本文化の体験や日本人学生との討論会を行う。

 13日に本県入りし、14日は岩手大の学生らと交流した。ファシリテーターに奥州市国際交流協会の渡部千春事務局長を迎え、両国の観光地や風景の写真を基に、互いに行ってみたい場所や訪れてほしい場所を選んで紹介したり、アピールしたりしたほか、日越の関係が良くなるために自分たちに何ができるかについて意見やアイデアを出し合った。

 ダナン外国語大3年フィン・フィン・ハンさん(21)は「最初は緊張していたが、だんだんに優しさを感じた。(両国の関係を良くするために)このように優しさを感じる関係が続けばいいと思う」と話していた。

 一行は同日中に都内に移動し、15日には国会を見学、一橋大の学生との討論会を行い、17日には帰国の途に就く。

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