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国際分担、地元理解に課題 学術会議検討委 回答案で慎重姿勢

 【東京・北村亮】次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」計画の見直し案に関する日本学術会議の第10回検討委員会は14日、東京都内で開かれた。ILCを従来の約30キロから20キロに縮小する計画の見直しに関するこれまでの議論を踏まえて、文部科学省に対する回答案が示された。実現に向けては適正な国際経費分担が必要なことや、地元住民に対する正確な情報提供、対話が不可欠であることなどの課題を指摘し、建設に慎重な姿勢を示した。

 検討委では、文科省からILC誘致の可否について審議依頼があったことに基づき、8月10日の初会合からこれまで専門家を招いたヒアリングなどを行ってきており、最終的な回答に向けて本格的な協議に入った。

momottoメモ

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