奥州・金ケ崎

労災防止対策をチェック 労基協 一関、奥州の2社で安全パト

安全衛生パトロールで工場内を点検する会員ら

 岩手労働基準協会一関支部(金澤英治支部長)は15日、安全衛生パトロールを一関市と奥州市の2社を対象に行った。同支部の安全衛生部会員らが工場内を点検するなどして、労働災害防止に向けた安全対策を確認した。

 パトロールは、死亡災害ゼロ運動などに合わせ年2回行っている。今回は部会員や一関労働基準監督署員ら14人が参加し、金属製品製造業の東建岩手工場(一関市東台)と業務用機械器具製造業のデジアイズ(奥州市前沢)で実施した。

 このうちデジアイズには同支部の小野寺賢一安全衛生部会長や同労基署の大川友和地方産業安全専門官ら8人が訪れ、小野寺徹機械課長や黒瀧哲也ジェネラルサービス専任係長らから取り組みの説明を受けた後、8月に完成したばかりの工場棟内をチェックした。

 同社はノー残業デーを設定して過重労働防止を図っているほか、労働災害ゼロ365日を目標に各種の取り組みを展開していること、使用する塗料ごとにリスクアセスメントを行っていることなどを紹介した。点検後、参加者からはレーザー式の安全装置や可搬式集じん機の設置、フォークリフトの制限速度表示などについて評価の声が上がった一方、作業工程ごとの保護具の「見える化」や作業主任者の役割徹底、防じんマスクの着用などについてアドバイスがあった。

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