一関・平泉

母の味 たらふく 大東・京津畑 270品並べ食の文化祭【一関】

京津畑まつり「食の文化祭」の山里の食文化展示コーナー。昔ながらの料理がずらりと並べられ、来場者が舌鼓を打った

 一関市大東町中川の京津畑地区が地元の食文化で地域おこしを図る京津畑まつり「食の文化祭」(実行委主催)は18日、地区内の京津畑体育館で開かれた。18回目となった今回は「山里の郷土食、なつかしくて新しくて温もる母の味!」をテーマに料理約270品が展示され、来場者が試食して「山里のごっつぉ」に舌鼓を打った。

 山間にある同地区の生活に根付いていた食を見直し、地域活性化に生かそうと1997年から開催。今回は京津畑自治会を主体に興田地区振興会、興田地区食生活改善推進協議会、県立千厩高校生産技術科、興田小・中学校などが協力した。

 山里の食文化展示コーナーでは、地区民らが持ち寄った品を▽郷土食▽昔懐かしい食事▽おもてなし料理▽行事食▽普段の食卓-などと分類。山菜のおひたしやつくだ煮、かつて農作業の休憩で食べた小豆おにぎりの青菜巻き、ぼたもち、まんじゅうなどがテーブル狭しと並べられた。1品ずつ出品者名や顔写真、材料と作り方、思い出を書いた紙が添えられた。

 女性だけでなく男性や子供も出品。中にはケーキやピザなど現代的な料理も見られ、時代の移り変わりを伝えていた。

 地区内外から1000人以上が詰め掛け、「すごい」「これは今でも作るね」と料理の作り方を書き留め、写真を撮影したりした。午後は無料の試食会が行われ、会場は大混雑。来場者は押し合いへし合いしながら気に入った料理を取って味わい、30分ほどでほとんどの料理が空になった。

 同市花泉町永井から友人と訪れた皆川しめさん(73)は「これほどの量を並べるのはすごい。かぼちゃはっとうとか、昔からあってまた作ってみようかなと思う料理もある」と感心していた。

 会場では料理のほか、当たり付き果報団子や甘酒が振る舞われた。秋祭りステージとして京津畑神楽一座が演舞し、時の太鼓顕彰会、歌手奥沢きく子さんも出演。雑煮や豆腐田楽、野菜など地場産品の販売も行われた。

 同地区は現在、49世帯に約120人が暮らす。京津畑自治会長を務める伊東鉄郎実行委員長(64)は「皆さんに来てもらえるからこそ頑張れる。高齢化や人口減少が進み続けていくのは大変だが、身の丈を超えずにやっていきたい」と話した。

momottoメモ

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