花巻

専門技術 地域に貢献 花北青雲高情報工学科 公園の園名板製作【花巻】

花巻市内の公園の園名板を製作している花北青雲高3年生

 鋼材や工作機械を用いた職業教育に取り組む県立花北青雲高校情報工学科の3年生8人は、花巻市と連携し、同市桜台にある公園2カ所の「園名板」を製作している。授業で習得した専門的な知識や技術を生かし、11月中の完成を目指して作業に打ち込んでいる。

 市内に整備される153カ所の公園の中には名称を知らせる園名板がない箇所があり、市が設置を検討している。

 このうち、昨年名称を変更した「桜台東公園」と「桜台西公園」について市が同校に園名板の製作を依頼し、原材料を提供。溶接の課題研究に取り組む生徒が実際に両公園を訪れてデザインや設計を考え、材料の切断や寸法調整、溶接、足組みの製作などの各工程を進めてきた。

 園名板は軟鋼製で、大きさは縦80センチ、横100センチ。支えが4本柱と2本柱の2パターンを製作している。20日は同校で溶接や磨き作業などが行われ、伊藤笙弥君と伊藤優介君は「公園の顔でもあるので、地域の人たちや子供たちに良いイメージを持ってもらいたい。ずっと残る物を作ることにやりがいを感じている」と意欲的に取り組んだ。塗装してからカッティングシートで文字を入れ、表面にコーティングを施して仕上げる予定だ。

 園名板は風雨にさらされるとあって強度が求められるほか、溶接によって板にひずみが生じるなど難しさも感じながらの作業だが、指導する柳谷和人教諭(48)は「プレッシャーや緊張感を持って仕事に向き合う姿勢、計算通りに行かないときの工夫、修正など、ものづくりに大切なことを学んでいる」と語る。

 完成した園名板は、市内の工事業者が12月中に両公園の出入り口に設置する見通し。市建設部の阿部信也公園緑地課長は「地元の高校生が手掛けた名板が、地域の方々に公園に愛着を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。

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