一関・平泉

「一角」全国頂点 高専ロボコン 一関、6年ぶり3度目

全国高専ロボコンで6年ぶり3度目の優勝を飾った一関高専チーム

 第31回アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(ロボコン)2018(全国高等専門学校連合会など主催)は25日、東京都の両国国技館で開かれ、一関市萩荘の一関工業高等専門学校機械技術部の「一角」が優勝した。同校の優勝は6年ぶり3度目で、学生たちは喜びを爆発させた。

 各地区予選を勝ち抜いた25チームが出場。今年の競技課題は「ボトルフリップ・カフェ」で、自律して動く「自動」、遠隔操作する「手動」のマシン2台からペットボトルを射出し、自陣フィールド内にある8テーブル上にボトルを立てるというルールで行われた。

 競技はトーナメント戦で実施。テーブルに置いた本数の多さによる得点数か、全てのテーブルに置く速さ(Vゴール制)で勝敗を決めた。

 一関高専はプログラミングで自動走行する「一角鯨」とコントローラーで操縦する「一角獣」で大会にエントリー。リーダーの泉壮洋さん(電気情報工学科4年)、千葉響己さん(未来創造工学科2年)が一角鯨を担当し、杉村忠玄さん(機械工学科4年)が一角獣を操縦した。

 1回戦の群馬高専に7-5で競り勝つと、準決勝まで危なげなく勝ち上がった。決勝では函館高専と対戦となり、相手が2本のペットボトルを立てている間に全てのテーブルを埋め、試合開始わずか30秒で勝利。ノーミスのVゴールを決め、頂点に立った。

 両マシンはスピードやペットボトルの発射本数よりも、安定性を重視した。射出口を一つに絞り、マシントラブルが発生するリスクを軽減し、さらに射出口の角度を変更できるように工夫するなどの、確実性を高めた努力が実を結んだ。

 大会前日にマシントラブルに見舞われ、当日も序盤は調子が上がらなかったが1回戦と2回戦の間にパーツを交換するなどして冷静に対応。2年生の頃から全国大会のメンバーに選ばれている泉さんは「最初の不具合で気持ちが沈んだが、それを克服したら後はやるだけだと気持ちを切り替えられた」といい、「安定性を重視し、優勝という言葉にこだわらなかったことでいいマシンを作ることができた」と達成感をにじませた。

 指導する藤原康宣准教授は「前日と1回戦のトラブルが逆に学生たちの精神にいい影響を与えた。そこを乗り越えて、決勝では本来の実力を出せた」と学生たちをたたえた。

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